日本郵船とオオノ開発 船舶リサイクル事業化へ
日本郵船とオオノ開発(松山市)はこのほど、国内で船舶や大型海洋建造物を解体、鉄スクラップなどのリサイクルを行う船舶リサイクルの事業化を目指し、共同検討していくことで合意したと発表した。船舶の解体工事は、オオノ開発が愛知県知多市に持つ大型外航船にも対応した国内唯一のドライドックで実施。最新鋭の陸上解体・廃棄物処理を取り入れた独自手法で行い、環境や労働安全に配慮した船舶解体を実現する。併せて不純物の含有量が少ないスクラップの価値向上などを勘案し、鉄鋼資源の循環と脱炭素化を促進する。