「嵐」新会社社長・四宮隆史氏はエンタメ、IT、著作権ビジネスに精通の弁護士
活動休止中の嵐が10日、新会社「STARTO ENTERTAINMENT」(旧ジャニーズ事務所)の公式サイト内でメンバー5人による新会社を設立したことを発表した。5人のメッセージには「未来を描くための準備」とあり、ライブなど再始動への布石とみられる。社名は「株式会社嵐」で代表取締役は弁護士で、映画製作会社「スターサンズ」の四宮隆史氏が務めることが明らかになった。 * * * * 嵐の新会社社長に就任した四宮隆史氏はエンタメ、IT、著作権ビジネスなどに強みを発揮する弁護士で、映画会社「スターサンズ」の代表取締役社長も務めている。 特にスターサンズが製作、配給した映画「宮本から君へ」(2019年)の助成金不交付を巡る裁判の弁護団長として知られる。出演者の薬物事件を理由に助成金が不交付にされたことに対し、独立行政法人「日本芸術文化振興会」に取り消しを求めた裁判。四宮氏は裁判途中に亡くなったスターサンズ社長の河村光庸さんの思いを胸に逆転勝訴を勝ち取り、自らが後任社長に就任した。「僕は作品が過激になりすぎないよう見張る役なんです」と話す。 慶応大学経済学部を卒業後、テレビのディレクターとして勤務してから司法試験に合格し、03年に弁護士登録。弁護士の能力だけでなく、エンタメ業界に精通し、クリエイターの権利保護などにも尽力する四宮氏は、新たな活動を始める嵐をバックアップする上で最適な人物と言えそうだ。
報知新聞社