【全日本卓球】戸上、篠塚が準決勝へ。そして35歳の高木和の善戦「篠塚は大人の卓球だ」
天皇杯・皇后杯 2024年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 1月22~28日 東京体育館 大会6日目 ●男子シングルス準々決勝 戸上隼輔(明治大) 6、6、2、10 田中佑汰(個人) 篠塚大登(愛知工大) 13、8、6、-9、5 高木和卓(ファースト) 3連覇を狙う戸上は田中につけ入る隙を与えずに完勝。また、篠塚は非常に安定したプレーで2年連続の準決勝進出を決めた。 ●準決勝進出を決めた戸上のコメント 「出足から戦術がうまく噛み合って、そのまま最後までやれた。1から3ゲームまで自分の良い流れでできた、4ゲーム目は相手が変えてくると思ったけど、自分の戦術を見直して、0-0の気持ちでやろうと思いました。昨日の3試合を戦い抜いて、冷静に勝ち切れたのが自信に繋がっています」 ●戸上戦後の田中のコメント 「(戸上は)ミスも少なくてボールの質も高いので攻められないし、プレシャーもあった。自分から攻める展開を増やすイメージで4ゲーム目をやったけど、もう少し早く切り替えられたらと思いました。 選考対象の大会はしんどかったので、まずは休みたいですね。今日は戸上選手には完敗だったけど良い方向で成長ができている。選考会での悔いはないです。自分が思ったことは全力でやってきた」
●準決勝で篠塚に敗れた高木和のコメント 「最近の若い子はピッチの早いボールを打つけど、篠塚は全然違いました。ボールに押されてしまったし、タイミングも合わないし、球威もありますね。あんなにロングサービスがバンバン来るとは思わなかった。彼はラリーでも強い。みんなが彼に負けるのがわかった。4ゲーム目取ったけどきつかった。 今大会、自分の力は発揮できて、ベスト8に入れたのはうれしい。全日本が全てでない。1年これからずっと続くから、落ち込むよりはやっていれば良いことも来ます。 この1年間は最高のシーズンだった。ファースト、(Tリーグの)T.T彩たまでやれて、勉強になったシーズンでした。 卓球に正直でいたいですね。真摯に向き合ってやっていき、卓球をできることに感謝したい」