ハンガリーと郡山の架け橋に 高校生が「鯉クッキー」で交流へ
郡山市のあさか開成高の生徒4人は1月4~11日にハンガリーを訪れ、日本文化や郡山の魅力などをPRする。 同校は2022年から郡山市の主催で、同国の首都ブダペストにある私立校「フマギ高」とオンライン交流を続けてきた。対面交流のため、福島の語り部事業の一環で初めて同国を訪問する。 現地では日本文化に関するワークショップを開き、書道体験などで日本文化を紹介するほか、フマギ高の生徒宅にホームステイする。また今回、あさか開成高の別の生徒らが「ふくしまの未来を創るフクラム基金」を活用し、あさか舞の米粉と酪王牛乳を使ってコイの形の「鯉クッキー」を開発。4人がワークショップの参加者にクッキーを配る予定だ。 4人のうち、馬場陽菜(あきな)さん(3年)、白井心椰(ここな)さん(2年)、杉絢香さん(1年)が24日、郡山市役所を訪れ「福島とハンガリーの関係を深めたい」「福島、郡山の魅力を伝え、両国の架け橋になりたい」と意気込みを語った。 18日にハンガリーから勲章を受けた品川萬里市長は、コイの食文化による郡山と同国の関わりを紹介し「一期一会の出会いを大切にしてほしい」と激励した。
福島民友新聞社