砺波の魅力発信任せて 4月23日チューリップフェア開幕、観光ガイドに10代3人
富山県砺波市の観光ボランティア団体「となみ野ガイド」(小竹勝則会長)に所属している10代の3人が、国内外の観光客に砺波の魅力を発信しようと意気込んでいる。4月23日に「2024となみチューリップフェア」が開幕。同市の一大イベントに向け、25日はチューリップ四季彩館で研修があり、花の特徴などを学んだ。 3人は馬淵陽菜(はるな)さん(17)=富山国際大付属高校2年=と干場杏菜さん(17)=同、4月から県立大に進学する高木晴音(はると)さん(18)。3人はいずれも砺波市在住で、馬淵さんは授業で観光について学んでおり、地元に観光客を呼び込みたいと友人の干場さんを誘って昨年、となみ野ガイドに加わった。高木さんは元々砺波の観光地などを調べるのが好きで、その知識を伝えたいと先月加入。2013年のとなみ野ガイド設立以来、10代のメンバーは初という。 25日の研修には、3人を含めて約10人が参加。チューリップ四季彩館の嶋田武明係長が、砺波のチューリップ球根の生産が日本一であることや、栽培条件などについて説明した。英語を勉強中という馬淵さんは「外国人観光客に対応したい」、干場さんは「若者目線でおすすめを伝えたい」、高木さんは「チューリップ以外にも、散居村など砺波の良いところを発信したい」と意気込んだ。3人はチューリップフェアで、ガイドとして来場客を迎える。