空席目立つ…。Jリーグ収容率ランキング45位。屈辱…。専スタなのにガラガラなのは?
2024シーズンの明治安田生命Jリーグは全日程を終えた。スタジアムの盛り上がりを知る上で観客動員数は重要な指標だが、収容可能人数に対してどのくらい埋まったかというのも大事だ。スタジアムを満員にしたのはどのクラブか。今回は、2024シーズンにおけるJ1からJ3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタジアムを熱気で満たしたクラブを、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
45位:ギラヴァンツ北九州 本拠地:ミクニワールドスタジアム北九州(15,066人収容可能) 平均入場者数:4,649人 平均収容率:30.4% ギラヴァンツ北九州にとって、今季は名誉挽回のシーズンだったに違いない。 北九州は昨季J3リーグ最下位となったものの、JFLの上位2クラブがJリーグライセンスをもっていなかったことにより”命拾い”。屈辱的な成績になったものの、降格は回避することができた。 今季は増本浩平監督が就任。若き指揮官の下で、昨季の二の舞を避けるべく懸命に戦った。 チームは開幕戦となったSC相模原戦(0-1)で敗戦を喫すると、そこからリーグ4試合連続未勝利を記録。その後、第6節・FC今治戦(1-0)でシーズン初勝利を上げるも調子は安定せず、なかなか結果が出ない日々が続いた。 しかし、第13節・FC岐阜戦(1-0)から上昇気流に乗ることに成功する。第25節・奈良クラブ戦(2-0)までの13試合を無敗で終えるという快進撃を見せ、リーグ5位まで順位を上げた。 その後、リーグ戦では2度3連敗があるなど失速してしまった印象が否めないが、ラスト4試合を2勝2分で消化。北九州は7位で2024シーズンを終えている。 本拠地「ミクニワールドスタジアム北九州」に最も多くの人々が集まったのは、8月に開催された第24節・カターレ富山戦(2-0)の12,448人だ。 前述した通り、当時の北九州は絶好調。夏休み期間中の試合ということも相まって、多くのファン・サポーターが来場したことが推察される。この試合の収容率は驚異の82.6%を記録した。 なお、年間を通してみるとリーグ戦のホームゲームにおける平均収容率は30.4%となっている。
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