パリ五輪前のアメリカ遠征へ、U-23日本代表25名選出!
5月30日、U-23日本代表のアメリカ遠征のメンバーが発表された。記者会見に登壇した大岩剛監督はアメリカとの2連戦に向けて、このように意気込みを語った。 【PHOTO】山本昌邦ナショナルチームダイレクター 「『パリ五輪』出場権を得た自信をもとに『パリ五輪』へ向けてしっかりチームを強化することを目的にアメリカで2試合戦っていきたい」 五輪のメンバーは18名ながら、今回25名を選出した理由を問われると、指揮官はこう答えた。 「五輪に向けての最後の活動ということで、今回この人数を呼ばせてもらった」 今回のアメリカ遠征でブラッシュアップしたい点は? 「IW(インターナショナルウィンドウ)だが、トレーニングする時間が少ない。移動もあり、選手の合流日も違う。我々のコンセプトを今一度、ハッキリさせたい。新しい選手にはチームでの自分の立ち位置を明確にしたい」 初招集となったMF佐野航大の評価を求められると。 「彼のオランダでの活躍は説明する必要はないので、彼が持っている力がチームの競争力を高めると思っている。今クラブで出ているポジションや我々のチームでは6番や8番になると思うので、彼が試合で活躍できる状況を作っていきたい」 今回選出された選手は『パリ五輪』に出場可能かという質問に大岩監督は次のように返答した。 「今現在のコンディションがいいこと。IWということで選手を招集することが可能な選手を選ばせてもらった。五輪の準備ということでやっているが、コンディションを含めて、五輪に呼べるか、まだ時間があるので活動をして決めていきたい」 オーバーエイジについて、山本昌邦ナショナルチームダイレクターが言及した。 「長い時間をかけて丁寧にやっている。たくさんのハードルがある。個人の意思であったり、所属クラブの了承、移籍する可能性がある選手には移籍先の了承も取り付けないといけない。A代表の選手たちにも移籍の可能性が高い選手がいるので、そこのハードルは難しさを極めている。でも我々が扉を閉ざしているわけではないので、メンバー登録のギリギリまでやっていきたい」 U-23日本代表のメンバーは以下の通り。 【GK】1小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル) 23鈴木彩艶(シントトロイデンVV/ベルギー) 12野澤大志ブランドン(FC東京) 【DF】16内野貴史(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ) 21大畑歩夢(浦和レッズ) 3西尾隆矢(セレッソ大阪) 24バングーナガンデ佳史扶(FC東京) 2半田陸(ガンバ大阪) 4関根大輝(柏レイソル) 15鈴木海音(ジュビロ磐田) 5チェイス・アンリ(VfBシュツットガルト/ドイツ) 22高井幸大(川崎フロンターレ) 【MF】20平河悠(FC町田ゼルビア) 25松村優太(鹿島アントラーズ) 10佐藤恵允(ヴェルダー・ブレーメン/ドイツ) 6川﨑颯太(京都サンガF.C.) 18斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム/オランダ) 7山本理仁(シントトロイデンVV/ベルギー) 8藤田譲瑠チマ(シントトロイデンVV/ベルギー) 14 三戸舜介スパルタ・ロッテルダム/オランダ) 17 松木玖生(FC東京) 11 佐野航大(NECナイメヘン/オランダ) 【FW】9藤尾翔太(FC町田ゼルビア) 19細谷真大(柏レイソル) 13荒木遼太郎(FC東京) 『国際親善試合』U-23アメリカ代表×U-23日本代表は6月7日(金)・コンパス・ミネラルズ・ナショナル・パフォーマンス・センタ―、11日(火)・チルドレンズ・マーシー・パークにてキックオフ。第1戦は非公開、第2戦の放送・配信は調整中。