熊本から東京まで「車」で行こうと思っています。ガソリン代はいくらくらいかかるでしょうか？

原油価格が高騰したことに加え、円安進行も影響し、ガソリン代は値上げの一途をたどっています。車を日常的に利用する人は大きな打撃を受けていることでしょう。 今回は、熊本から東京まで車で移動したときのガソリン代について考えてみました。高速道路で長距離を走る場合に、予算の参考としてみてください。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた！ すぐに換えるべき？ 交換時期の目安についても解説

いまの価格は？ 高騰するガソリン代

経済産業省資源エネルギー庁「石油製品価格調査」によると、2024年10月7日時点のレギュラーガソリンの価格は全国平均で175円／Lでした。全国23都道府県で値上がりしており、日本全体では5週間にわたり値上がりが続いている状態です。 同調査によれば、2020年10月5日時点のレギュラーガソリン価格は全国平均で134.6円／Lです。4年間でガソリン代は1Lあたり40.4円も値上がりしていることが分かります。 燃料油価格の高騰に対する抑制対策として補助金が用意されていますが、実施されるには条件があり、全国平均ガソリン価格が170円以上になった場合に、1Lあたり5円を上限として、燃料油元売りに補助金を支給するという内容です。このまま原油価格の高騰が続けば、ガソリン代も高騰したままの状態が続くと考えられます。

熊本から東京までのガソリン代は？

熊本から東京までの距離は、高速道路を使うと1164.7kmかかるルートがあります。ガソリン代を試算するとき、軽自動車と普通車では、燃費の違いから必要となるガソリン代が異なります。 軽自動車と普通車で、それぞれの燃費値とガソリン代がどのくらいかかるのかをまとめたものが表1です。なお、ガソリン代単価は前章の経済産業省資源エネルギー庁のデータ（レギュラーガソリン175円／L）、燃費値は国土交通省「自動車燃費一覧（令和6年3月）」に掲載されている令和4年度のWLTCモード燃費平均値を参考にしています。 表1

表1

※筆者作成 表1で算出したガソリン代は、一般的な燃費をもとにしています。そのため、エアコンの使用や走行状態によっては燃費・ガソリン代に差が生じることに留意してください。