《盟友への恩返し》香取慎吾主演の1月期ドラマに草なぎ剛がスポット出演、役柄は『罠の戦争』の国会議員秘書 「作品をまたいだ同一キャラ」にドラマ業界も期待
この夏、大きな話題を呼んだ映画『ラストマイル』。興行収入56億円を超える大ヒットとなった要因の1つに、「別の作品のキャラクターが多数登場する」という仕掛けがある。ドラマ『アンナチュラル』(2018年)、『MIU404』(2020年、ともにTBS系)に出演した石原さとみ(37才)や綾野剛(42才)、星野源(43才)らが、ドラマの役柄そのままに『ラストマイル』に登場しているのだ。 【写真】仲よく肩を組む香取慎吾と草なぎ剛。他、青いシャツにデニム姿の草なぎ剛なども
この3作は、脚本家が同じという共通点があり、世界観が共有しやすい利点もあった。そんな「作品をまたいだ豪華共演」が、年明けの連続ドラマでも予定されているようだ。 「来年1月クールのフジテレビ系で、香取慎吾さん(47才)主演の連続ドラマの制作が進められています。タイトルは『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』。昭和的な価値観の“最低男”が、奮起して区議会議員を目指すなかで成長していくという物語です。そこに、香取さんにとってなじみ深い人が登場するんです」(芸能関係者) 香取が民放の連続ドラマに出演するのは、2021年1月期に放送された『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(テレビ東京系)以来4年ぶり。2016年末のSMAP解散以降2作目となる。 「そのドラマに、香取さんの盟友・草なぎ剛さん(50才)が出演することが決まっています。といっても、レギュラーというわけではなく、スポット的な出演だそうです」(前出・芸能関係者) 驚くべきは草なぎの役柄だ。 「草なぎさんの主演ドラマ『罠の戦争』(2023年、カンテレ・フジテレビ系)と同じ“国会議員の秘書”の鷲津亨役で応援出演するそうです。実は、視聴率低迷にあえぐテレビドラマ業界にとって、新たなカンフル剤になるのではと期待がかかるのが、作品をまたいだ同一キャラクターの登場という仕掛けなんです。『日本一の最低男』に草なぎさんが出れば、『罠の戦争』のファンも気になって見てくれるのではないか、そんな狙いがあるのでしょう」(前出・芸能関係者) 草なぎの出演には、恩返しの意味合いもある。『罠の戦争』には、香取が主題歌を提供し、草なぎにエールを送った。 「香取さんと草なぎさんは、元SMAPのなかでも特別な絆を持った2人。あまりの仲のよさに、ファンからは“まるで夫婦のようだ”とまで言われています。お互いが大変なときにも、常に手を差し伸べてきました。 2人だけの舞台『burst! ~危険なふたり~』(2015年、2022年)を上演したり、音楽ユニット『SingTuyo(しんつよ)』(2018年~)としても活動するなど、2人での仕事も積極的に行っています。 6月にYouTubeチャンネルで共演した際も“いちばん友達だよね”“DNAレベルで似てる”などと和気あいあい。SMAP自体はいろいろありましたが、それでも変わらない関係性が愛されています」(別の芸能関係者) 制作の経緯をフジテレビに尋ねたが、「詳細についてはお答えしておりません」という回答だった。気心の知れた仲でも「恩返し」を忘れない。そんな互いへのリスペクトこそ、長年にわたる強固な友情の秘訣なのだろう。 ※女性セブン2024年11月21日号