「鮮度よし!」 ひょう被害のレタスを販売 生産農家を支援 【長野・軽井沢町】
販売されたのは、3日に降った「ひょう」で被害を受けた野菜です。軽井沢町の直売所で農家を支援する取り組みが始まっています。 軽井沢発地市庭に並んだけさ、収穫したばかりの葉物野菜。価格はサニーレタスは50円~70円。レタスはおよそ100円、通常の半額ほどです。 ■客 「(スーパーの商品と質は)そんなに変わらないと思いますけどね」 ■客 「それにしても安いですよね。(Q値札見て?)びっくりしました。50円」 ひょう被害に遭った農家を支援しようと、4日から、傷がついて市場に出せない野菜を販売しています。 ■軽井沢発地市庭農産物直売所・小林慎太郎店長 「本当にひどいものは傷だらけでお客様に出せない状態と言っていたので、その中でもこれぐらいな物でも出せるかなというものを選んできてもらいました」 県によりますと3日、ひょうの被害に見舞われたのは、佐久市・軽井沢町・御代田町。 レタスやズッキーニなどに傷が付きました。 野菜は、21.5ヘクタールの畑で被害が確認され、被害金額はおよそ1008万円に上ります。 ■農家 「こういうところに(ひょうが)当たっていて、それでもう(市場には)出せないです。本当は(市場に)出したかったのですがひょうに当たっていて、ちょっということで発地市庭さんに安く出して頂いています」 ■農家 「助かります。畑で廃棄するとあれなので。例え、いくらでも出させて貰えればすごく助かります」 ひょうの被害を受けて販売できなくなった野菜もあり店頭に並ぶ野菜の量は、普段の半分から3分の1程度です。 ■客 「ここのは鮮度が良い。これだけ見たらひょう被害というのが分からない。お得ですよ。ありがたい」 ■軽井沢発地市庭農産物直売所・小林慎太郎店長 「お客様に買っていただいてやっと農家さんも報われますので。ひょう被害にあったとしてもお値段が安くなっちゃいますけど1つでも多くお客様に買っていただければと思います」 5日も午前9時から、販売する予定だということです。