サイバー防御法、早期策定を指示 石破首相、議論停滞を踏まえ
石破茂首相は7日、平将明サイバー安全保障担当相と官邸で会い、サイバー攻撃に先手を打って被害を防ぐ「能動的サイバー防御」関連法案の早期の国会提出に向け、策定作業を加速するよう指示した。平氏が面会後、記者団に明らかにした。法案を巡っては、首相交代や衆院選結果を受けて政府内の議論が停滞。当初、目指していた年内の国会提出が見送られる方向となっている。首相は、8月から開かれていない政府有識者会議の再開も求めた。 これに先立ち、首相は自民党の小野寺五典政調会長らと官邸で面会、法制化に向けた提言を受け取り「サイバー対処能力向上は、現在の安全保障環境に鑑みると急を要する課題だ」と強調した。
