中国のCXMT、事実上の禁輸リスト掲載も-米商務省が検討と関係者
(ブルームバーグ): バイデン米政権は、DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)メーカーの長鑫存儲技術(ChangXin メモリー・テクノロジーズ、CXMT)を含む複数の中国テック企業に対し、制裁を検討している。
非公開情報を理由に事情に詳しい複数の関係者が匿名で明らかにしたもので、中国の先端半導体開発を抑える新たな動きといえる。
関係者によれば、米商務省の産業安全保障局(BIS)はCXMTについて、禁輸対象である「エンティティーリスト」への掲載を検討している。エンティティーリストに掲載されれば、米政府の特別な許可がない限り、米企業との取引が事実上禁止され、米国の技術へのアクセスが制限される。
他の中国企業5社に対する制限も検討されているが、リストは確定していないと関係者らは語った。
BISとホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)は、コメントを控えた。CXMTにコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。
原題:US Mulls Blacklisting CXMT to Further Curb China’s Chip Advance(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Mackenzie Hawkins, Brody Ford, Jennifer Jacobs