グーグル「ピクセル」認定中古スマホを伊藤忠が販売 質担保も価格3割抑制でアップル対抗
■買い替えサイクル長期化、値引きの型落ちモデルが人気
スマホ各社が毎年発表する新製品はカメラ性能の向上などのマイナーチェンジにとどまっていることもあり、消費者の買い替えサイクルは長期間化している。内閣府が24年3月に実施した消費動向調査によると、携帯電話の平均使用年数は4・5年。20年前の05年3月調査の2・5年から2年伸びた。新製品の発表と同時に型落ちモデルが値下げされることが通例となっており、あえて数年前のモデルを選ぶ消費者も増えている。
最新機種に対する需要が鈍化していることから、新品同様に修理された認定中古品が普及し、中古スマホ市場が活性化すると期待されている。民間調査会社のMM総研によると、23年度の中古スマホの販売台数は前年度比16・6%増の272万8000台で、28年度には438万台にまで拡大すると試算されている。(高木克聡)