那須町にある牧場型のテーマパークの名物だった遊覧船が復活することになり２７日、進水式が行われました。 那須町にある那須高原りんどう湖ファミリー牧場です。施設の駐車場には、塗装が塗り直され、装いが新たになった遊覧船の「ベルフラワー号」が２６日夜、到着しました。 巨大なクレーン車を使って吊り上げると長さ１０．８メートル、重さ４．２トンの船体がゆっくりと宙に浮きました。 施設の中にある外周２キロほどの湖を巡る遊覧船は、２００２年に運航を始め、人気のアトラクションでしたが、新型コロナウイルスの影響や船の老朽化によって２０２１年７月から無期限で運休となっていました。運航の再開には、多額の修繕費がかかることや、安全に運航するための維持費がかかるため、なかなか、再開に踏み切れなかったといいます。 しかし、「遊覧船にまた乗りたい」という客の声が予想以上に多かったことから、およそ８５０万円をかけて復活させることにしたということです。今年４月末に陸に上げおよそ２カ月間の修理を終えた船はエンジンも新しくなり、早速、テスト運航を行いました。 遊覧船は、運転士の習熟運転を行い７月末に営業を再開する予定です。