母親が悲痛な胸の内を語る「真実を伝えてくれていたら預けていない」 放課後デイ利用の中学生が川で溺れ死亡 大阪・吹田市
MBSニュース
放課後等デイサービスの利用者の中学生が川で溺れ死亡した事故をめぐる裁判で、遺族が悲痛な胸の内を語りました。 宇津雅美被告(66)は、大阪府吹田市の放課後等デイサービス「アルプスの森」で児童支援計画の作成などを担当していましたが、清水悠生さん(当時13)の安全管理を怠り死亡させたとして、業務上過失致死などの罪に問われています。 悠生さんは送迎車から降りたあと、敷地外に走り出して川に飛び込み、溺死しました。これまでの裁判で宇津被告は起訴内容を認めています。 11月25日の公判で悠生さんの母親・亜佳里さんは「送迎の際には職員2人が付き添うと説明を受けていたが、うそだった。真実を伝えてくれていたら悠生を預けていない」と、悲痛な胸の内を語りました。 検察側は「人命を預かる者として必要な危機管理意識が欠落していた」と糾弾。懲役1年10か月を求刑しました。 判決は12月23日に言い渡されます。
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