クロちゃん号泣、小田原ドラゴンと語る“友達を亡くすということ”「そりゃ後悔だってしますよ…」
あの世にいるキンテツは焦っているかも
──ちなみにドラゴン先生の“第2期絶縁”はどういう理由だったんですか? 小田原 女性絡みですね。個人情報もあるので細かくは話せませんが、キンテツの交際女性とキンテツの2人がタッグを組み、僕の悪口を各所で言いまくっていたんです。その内容が看過できないほどひどかったものですから……。 クロちゃん ドラゴン先生にこれだけお世話になっているにもかかわらず、とんでもない話ですよ。ヤバい二枚舌ですね。今だから暴露すると、キンテツは俺の前でもドラゴン先生のこともボロクソに言っていました(笑)。 小田原 ……あの男(苦笑)。 クロちゃん 人が亡くなると、実際の姿より美化して語られたりすることが多いじゃないですか。僕もうっかりキンテツのことをいい思い出にしようとしていた節があるんですけど、ドラゴン先生と話してそれが大間違いだと再確認できました。中途半端な美談にするのは、キンテツの場合、本当の意味での成仏にならない気がします。 小田原 そこは僕も同じように考えていました。なかなか珍しい存在だと思うんですよね。たとえば国際ロマンス詐欺に200万も盗られたり……。 クロちゃん えっ、マジですか!? 小田原 Tinderに登録すると、モデルみたいな女の人から「私とセックスしましょう」みたいなメールが山ほど来るんですよ。いわゆるサクラで。だけどキンテツは自分の都合がいいように解釈するものだから、「今、僕に興味を持っている女の子は大体こんな感じです」とか得意気にスマホの画面を見せてきて。 クロちゃん そんなの、スター・ビーチとかが流行った時代にみんな学習しましたよ! そういえばキンテツ、AV女優と10人以上つき合ったことがあるとか自慢していたもんな。あれも今思えば相当に眉唾なんだけど……。ドラゴン先生、今度、ごはんでも一緒に行きましょうよ! これだけキンテツのことを語り合っても、まだ話し足りない気がするので(笑)。 小田原 ぜひぜひ! 僕らが“答え合わせ”することで、あの世にいるキンテツは焦っているかもしれませんが(笑)。 ▽くろちゃん 1976年、広島県生まれ。01年、団長安田、HIROとともにお笑いトリオ・安田大サーカスを結成。強面のルックスに女性のような甲高い声が特徴で、バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)などで炎上騒動を起こすこともしばしば。アイドルやキャバクラにも造詣が深い。近著に『日本中から嫌われている僕が、絶対に病まない理由 今すぐ真似できる! クロちゃん流モンスターメンタル術30』(徳間書店)。 ▽おだわら・どらごん 1970年、兵庫県生まれ。98年、『週刊ヤングマガジン』(講談社)の『おやすみなさい。』で初連載を果たすと、モテない男のペーソスを描いた作風で多くの支持を獲得。代表作『チェリーナイツ』(講談社)はドラマ化もされている。また『小田原ドラゴンくえすと!』(小学館)では、石川キンテツさんとタッグを組んで様々なスポットをレポート。近年は車内泊や愛犬をテーマにした作品をするなど、マルチに活躍している。
小野田 衛