初優勝した瀬川麻優選手(右)と夫・勇気さん(左)

◇第39回皇后盃全日本女子柔道選手権大会(21日、横浜武道館) 体重無差別で女子柔道の日本一を決める全日本女子柔道選手権大会が21日、横浜武道館で行われ、瀬川麻優(まや)選手が6度目の出場で初の優勝に輝きました。 【画像】アメリカのデータ会社『グレースノート社』がパリ五輪のメダル獲得予想を発表 東京代表として出場した瀬川選手はこれまでの最高成績はベスト8。今年は初戦の2回戦から準決勝まで順当に勝ち上がり、初の決勝戦へ。相手は昨年準優勝の児玉ひかる選手です。同じ身長も10キロ相手が重い体重差がありましたが、果敢に攻めて指導4つの反則勝ちで勝利。念願の初優勝を手にしました。 昨年3月に結婚した瀬川選手。夫の勇気さんも駆けつけた中での日本一に、優勝直後のインタビューで、「勇気！優勝したよ！本当にありがとう。愛してるよ～！」と叫び、会場からは温かい拍手が送られました。 「ベスト8というのが大きい壁だった」と話す瀬川選手。今月上旬に行われた全日本選抜柔道体重別選手権大会でも準決勝敗退と、ここ1年は優勝から遠ざかっており、「『ネガティブになっちゃう』って正直に(夫に)言って、負けてすごく悔しくて。弱音吐いた時に支えてくれるのって家族で、身近に一緒にいたのが旦那さんだった。私生活だったり柔道だったり本当に全部支えてもらっていて、すごく感謝の気持ちでいっぱいです」と満面の笑顔で感謝の言葉を伝えました。