「最後まで走り抜きたい」堂本光一、主演「SHOCK」スピンオフ「Eternal」終幕 本編は11月・帝劇で大団円
KinKi Kidsの堂本光一(45)が31日、東京・帝国劇場で主演ミュージカル「Endless SHOCK」の4~5月東京公演の千秋楽を迎えた。またこの日をもって、コロナ禍に誕生したスピンオフ作品「―Eternal」が終幕した。 客席を埋めた1900人のファンが「―Eternal」の劇中で使用されるユリの花を掲げて祝福した。会場中を見渡した光一は「2階の後ろまでは見えないけど」と笑いながら「お客さんの目があって、作品は成長した。全ての方に心から感謝を申し上げたい」と頭を下げた。 2020年。コロナ禍で、あらゆるエンタメが止まった。「SHOCK」も41公演が中止になった。「どうしたら、エンタメの灯を消さずにできるか」。悩み、考え抜いた結果、階段落ちやフライングを封印するなど感染対策を施し、本編の3年後を描いた「―Eternal」が誕生した。光一は、言う。「本編は曖昧に終わると言いますか、Eternalをご覧いただくと、皆が前に進んでいることを感じられる」。“けがの功名”というべきスピンオフ作品が、「SHOCK」の世界観をより広げた。 4月11日に開幕し、同22日に通算2000回、5月9日には森光子さん(享年92)が「放浪記」(2017回)で持つ国内演劇における単独主演記録を更新した上演数は、この日で2042回に。「稽古含めて3か月。とても幸せな時間でした。ここでお別れになるメンバーもいますけど、また違った場所で会えることも期待して。最後まで走り抜きたい」。7、8月は大阪・梅田芸術劇場で、9月は福岡・博多座、そして11月、再び帝劇に。“ラストSHOCK”の旅路は、続く。(田中 雄己) ◆公私で親交ある井上芳雄が登場 〇…カーテンコールでは、井上芳雄(44)が登場。「ナイツ・テイル―騎士物語―」で共演するなど公私で光一と親交があり「光一くん、エターナル大千秋楽おめでとう」と花束を贈呈。「『SHOCK』は一度も出たことがなくて。ライバル役のオファーを待っていたんですけど、こういうふうに関わらせていただけてうれしい。『SHOCK』に出たということで、プロフィルに書きたい」とジョークを交え祝福した。
報知新聞社