重厚な音色 聴衆魅了 北上フィルハーモニー定演
北上市を拠点に活動する北上フィルハーモニー管弦楽団(及川敏彦団長)の第29回定期演奏会は4日、北上市のさくらホールfeat.ツガワで開かれた。今年で創立30周年を迎え、マーラーの交響曲第1番「巨人」などを披露し、節目の年にふさわしい演奏で聴衆を魅了した。 同団は1995年に設立され、定期演奏会は96年から開催している。現在は県内の団員約50人が所属し、練習に励んでいる。 1000人以上の来場者がホールを埋め、「巨人」のほか、チャイコフスキー作曲のバイオリン協奏曲、歌劇「エフゲニー・オネーギン」より「ポロネーズ」などを演奏。また名古屋フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターでバイオリニストの小川響子さんらも出演した。