ズベレフ4強 ナダル・ジョコビッチ・フェデラーに次ぐクレー記録に到達<男子テニス>
BNLイタリア国際
男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は15日、シングルス準々決勝が行われ、第3シードのA・ズベレフ(ドイツ)が第11シードのT・フリッツ(アメリカ)を6-4, 6-3のストレートで破り、クレーコートでの「ATPマスターズ1000」通算9度目のベスト4進出を果たした。 【ズベレフ、チチパスらBNLイタリア国際組合せ】 2017年のBNLイタリア国際王者である27歳のズベレフは今大会、初戦の2回戦で世界ランク70位のA・ブキッチ(オーストラリア)、3回戦で同54位のL・ダルデリ(イタリア)、4回戦で同53位のN・ボルジェス(ポルトガル)を下し8強入りを決めた。 この試合、ズベレフは6本のサービスエースを決め るなどファーストサービスが入ったときに78パーセントの確率でポイントを獲得。フリッツに1度もブレークポイントを与えないプレーを見せると、リターンゲームでは5度のブレークチャンスのうち3度ブレークに繋げ、1時間30分で快勝した。 今シーズン初のツアータイトル獲得にあと2勝と迫ったズベレフ。この日の勝利によりクレーコートでの「ATPマスターズ1000」9度目の4強入りとなった。同シリーズが開始された1990年以降の記録としてこの数字はD・フェレール(スペイン)と並び4位タイとなる。 クレーコートでの「ATPマスターズ1000」ベスト4進出回数(1990年以降) R・ナダル(スペイン):37 N・ジョコビッチ(セルビア):28 R・フェデラー(スイス):19 D・フェレール、A・ズベレフ:9 準決勝では第29シードのA・タビロ(チリ)と対戦する。タビロは準々決勝で世界ランク56位のジャン・ジジェン(中国)をストレートで下しての勝ち上がり。