ニコール・キッドマン、デビュー作の貴重な動画を投稿 AFI功労賞受賞を前にキャリアを振り返る
今週末にアメリカン・フィルム・インスティチュート（AFI）の功労賞を受賞するニコール・キッドマン。この賞は映画やテレビを通してアメリカ文化の発展に貢献してきた人物を称えるもので、近年ではジョージ・クルーニーやデンゼル・ワシントン、ジュリー・アンドリュースが受賞。過去にはスティーブン・スピルバーグやメリル・ストリープ、ロバート・デ・ニーロらにも贈られている。
受賞を前にニコールは記念すべきキャリアの出発点になった動画を披露。故郷オーストラリアにいた頃に出演した映画『Bush Christmas（原題）』の一部をインスタグラムでシェアした。「この14歳の少女は、自分がこれから才能ある人と仕事をするようになり、さまざまな役を演じるようになるなんて予想もしなかったでしょう」とコメントしている。「次の土曜日に多くの友人や仲間と祝えることにワクワクしています」。
ニコールはこの6年後、ハリウッド映画『デッド・カーム/戦慄の航海』に出演し注目を集める。トム・クルーズもこの作品で彼女を知り、自分の主演作『デイズ・オブ・サンダー』のヒロイン役に抜擢した。
AFIはニコールの授賞理由について「彼女はパワフルなパフォーマーであり、魅力的な映画スター、熟練したプロデューサーでもある。豊かなキャリアを通じて観客の想像力を掻き立て、スクリーンの上で複雑かつ多彩な演技を披露してきた」とコメントしている。
最近のインタビューでニコールは「私は14歳で仕事を始めてカメラや人々の前で成長してきた。人目に晒されてきたけれど、それが私の人生。私は人生のアップダウン、そして作品をみんなと分かち合ってきた。それが私の人生なんだ」とコメント、観客に自分の歩みを見続けてもらえたことを「とても素晴らしいこと」と話していた。最近では女性監督を支援する活動にも力を注いでいるニコール。最新作のドラマ「エクスパッツ ～異国でのリアルな日常～」ではルル・ウォン監督とタッグを組んでいた。これからどんな作品を分かち合ってくれるのか、楽しみにしたい。
