40年目を迎える「広島プロミシングコンサート2024」
12月4日(水)にJMSアステールプラザ大ホールにて「広島プロミシングコンサート2024」が開催される。本事業は、広島ゆかりの若手演奏家が集う 「新人演奏会」によって選出された優秀演奏者が、ソリストとして広島交響楽団と共演するもの。1984年より開催され、今年で40年の歴史を誇る。 【画像】その他の写真 タイトル名には「有望な若い音楽家のための演奏会」という意味が込められており、1984年の開催当初から、フレッシュな才能をさらに開花させる機会として親しまれてきた。 指揮者には経験豊かな鈴木織衛氏を迎え、4人のソリストが選んだ楽曲4曲を演奏する。 ブリュッセル王立音楽院修士課程に在学中の若林麗(ヴァイオリン)はショーソン:詩曲Op.25を演奏する。トマジ:サクソフォン協奏曲を披露する惣福将之(サクソフォン)と、ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調を演奏する北川綾音(ピアノ)は、広島の音楽大学であるエリザベト音楽大学大学院に在学している。広島大学大学院に在学中の加藤礼愛(ピアノ)は、ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番ヘ長調Op.102を披露する。 共演する広島交響楽団は、定期演奏会はもちろん、多くの場で広島の音楽文化に貢献し、地元から愛されるプロオーケストラである。 ソリストとしてそのプロフェッショナル集団と共演を果たすことは、若手演奏家にとってまたとない研鑽の場であり、未来への大きなステップとなることだろう。 実力ある演奏家を広島から輩出するべく長年開催されている本事業は、同時に、市民にとってオーケストラの演奏を気軽に体験できる貴重な場ともなっている。今年も若い感性と確かな技術が織りなす美しい旋律が、市民とクラシック音楽をつなぎ、まだ見ぬ音楽家を育てていくことにもなるだろう。 広島プロミシングコンサート2024 12月4日(水) 18:30開演 広島JMSアステールプラザ 大ホール