阪神・野口恭佑、室内特打で快音 「センターへ強い打球を」〝小谷野塾〟入門も
阪神秋季キャンプ(1日、高知・安芸)雨音に交じって、痛快な打球音が室内練習場に響いた。来季3年目の阪神・野口がランチ特打に登場。新任の小谷野1軍打撃チーフコーチが見つめる先でネットを突き破りそうな打球をかっ飛ばした。 「雨でその中でもやれる限られた練習でしたけど、やりこむことができたと思います」 打撃ケージから出るたびに、小谷野コーチと会話を重ねた。初日ということで、具体的な助言はなかったが「『グラウンドで打球の質を見てから教える』と言われました」と〝小谷野塾〟への入門が決定。「センターへの強い打球を打てるように課題を持ってやっていきたい」と聞きたいことは山ほどある。 昨年の安芸キャンプでは秋季キャンプ中では異例の育成から支配下契約を勝ち取り、野手のMVPにも選ばれた。猛アピールの勢いそのまま、今季1軍初出場。打率・189と結果は出なかったが、存在感は残した。 「この安芸の練習で来年の1軍キャンプに行けるかが決まってくる。そこに向けてしっかり技術を磨いていきたい」 安芸といえば野口。そう言われる秋にする。