青森市のアパートで殺人などの罪に問われた男 懲役23年の実刑判決
青森朝日放送
2023年5月、青森市のアパートで、隣の部屋にいた男性2人を相次いでナイフで切りつけ、殺害するなどした罪に問われた男に、懲役23年の実刑判決が言い渡されました。 起訴状などによりますと、住居不定の無職、船水公慈被告(52)は、2023年5月、青森市旭町のアパートで、当時68歳の男性の首などをナイフで突き刺すなどして殺害したほか、別の男性も殺害しようとした罪に問われています。 青森地方裁判所で開かれた判決公判で藏本匡成裁判長は、争点となっていた、自らの意思で犯行を中止した時に成立する「中止未遂」について、とどめを刺さなかったという不作為だけで中止したとは言えず、安否を気遣う様子はなかったことなどから成立しないとしました。 また、強い殺意に基づく執拗かつ危険な犯行とし、懲役23年を言い渡しました。 弁護側は、控訴について「本人と話し合って決める」としています。