藤井聡太七冠が棋聖戦就位式に出席 ヒューリック・西浦会長、大谷翔平引き合いに「両者とも天才」／将棋
将棋の藤井聡太棋聖（22）＝7冠＝が28日、グランドニッコー東京台場で行われた「ヒューリック杯第95期棋聖戦」（主催・産経新聞社など、特別協賛・ヒューリック）の就位式に出席した。 【写真】日本酒を飲んだ藤井聡太氏「すごく辛くてびっくり」 協賛者あいさつではヒューリックの西浦三郎会長が登壇。今年は日本将棋連盟が100周年を迎え、東京、大阪で新将棋会館が建築されるなど、「大変華々しい1年になりました」と説明した。高まる将棋人気については「藤井さんの力によるところが大きい」と感謝。続けて米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手（30）を引き合いに「大谷選手は10年間で約1000億円の給料で、藤井さんは8冠を10年続けると約20億円。金額の問題ではないが、両者とも天才」と子供たちにも夢を与える異次元の活躍をたたえた。将棋界の発展については「これからもできる限り支援していきたい」と約束した。 第95期は6～7月に指され、藤井棋聖は五番勝負で挑戦者の山崎隆之八段（43）に3勝のストレートで勝利した。第91期から5連覇を達成し、タイトル保持で通算5期以上が条件となる「永世棋聖」の資格を獲得。「永世」の資格獲得では史上最年少の21歳11カ月での快挙となった。
