U23日本代表、アジアカップ優勝&パリ五輪出場決定おめでとう! 大津祐樹氏は柏時代の“後輩”の活躍に感激「立派に成長しました!」 | やべっちスタジアム
【サッカーU23日本代表 最新ニュース】DAZNのオリジナル番組『やべっちスタジアム』#159では、8大会連続のオリンピック出場を勝ち取ったU23日本代表を特集。AFC U23アジアカップ2024決勝のU23ウズベキスタン代表戦にフォーカスした。 【動画】アジアの頂点からパリオリンピックへ! U23アジアカップの感動をもう一度…… 『やべっちスタジアム』では、現地時間5月3日に行われたU23アジアカップ決勝のU23日本代表vsU23ウズベキスタン代表戦を振り返った。 カタールで行われた同大会は、パリオリンピックのアジア予選を兼ねていた。上位3チームはオリンピックの出場権を手にし、4位チームはアフリカ予選(アフリカ U-23ネイションズカップ2023)4位チームとのAFC-CAFプレーオフ出場権を得る。 U23日本代表は、グループB第3節でU23韓国代表に0-1で競り負け、グループ2位で決勝トーナメントに進出。2位になったことで準々決勝の相手が開催国のU23カタール代表になったものの、若き日本代表は重圧のかかる試合を延長戦の末に4-2で制して準決勝に進出。その準決勝ではU23イラク代表を2-0で下し、パリ五輪出場を確定させた。 パリ五輪出場権を獲得したことで、U23日本代表に残された使命は「U23アジアカップ制覇」に絞られた。決勝の相手は、前回大会準決勝で敗れたU23ウズベキスタン代表。4大会ぶり2回目の優勝を目指した試合は、前半から厳しい展開となった。試合開始わずか30秒ほどでU23ウズベキスタン代表にシュートを許すと、ハーフタイムまでに9本のシュートを打たれた(U23日本代表は1本)。 だが、U23日本代表は粘り強い守備で対応。大岩剛監督は、62分にMF松木玖生(FC東京)に替えてMF荒木遼太郎(FC東京)、FW藤尾翔太(FC町田ゼルビア)に替えてFW平河悠(FC町田ゼルビア)を投入。71分にはMF山田楓喜(東京ヴェルディ)をピッチに送り出して状況の打開を図った。 すると、アディショナルタイムに突入した90+1分に途中出場の山田(楓)が魅せる。ショートカウンターから見事なパス交換が実施されると、ペナルティエリア外でボールを受けた山田(楓)が得意の左足を一閃。低い弾道のシュートがゴールネットに突き刺さり、ついにU23日本代表が先制する。 すると、その後にはさらなるドラマが。90+5分にDF関根大輝(柏レイソル)がペナルティエリア内で相手と競り合うと、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の結果、ハンドがあったとしてU23ウズベキスタン代表にPKが与えられる。絶体絶命のピンチの中、冷静な面持ちでゴールマウスに立ちはだかったのはGK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ / ポルトガル)。相手のキックを見事に読みきってストップし、同点弾を許さなかった。 試合はこのまま1-0で終了。U23日本代表がパリ五輪出場権獲得に加え、U23アジアカップ優勝も成し遂げた。 試合後、殊勲のPKストップでチームを救った小久保は「宿敵のウズベキスタンが相手でリベンジを果たそうということはみんなで話していました」とコメント。今大会をとおして獅子奮迅の働きを見せた“キャプテン”MF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン / ベルギー)は「アジアチャンピオンとしてパリ五輪に挑戦できるので、結果にこだわってまだ成し遂げたことのない優勝を目指して頑張りたいです」と意気込んだ。 U23アジアカップの結果を受けて、U23日本代表はパリ五輪のグループDでU23パラグアイ代表(南米1位:7月25日に対戦)、U23マリ代表(アフリカ3位:7月28日に対戦)、U23イスラエル代表(欧州ベスト4:7月31日に対戦)と激突することが決まった。 U23日本代表の活躍を受けて、司会の矢部浩之氏は「皆さん、もっと喜んでいいですよ。すごいことですから」とコメント。矢部氏はU23アジアカップのグループステージが行われていた際に「ドキドキさせて、勝って、優勝を期待しています」と語っていたが、奇しくもそれが現実のものとなった。また、解説として『やべっちスタジアム』に初登場した元日本代表FW大津祐樹氏は最注目選手として“守護神”小久保の名前を挙げ、以前からの関係性を明かした。 「僕が柏にいた時に、当時ユースの小久保がトップチームの練習に参加していたんですよ。その時から背が高かったですけど、身体がめちゃめちゃ細くて。それが今やガッチリとして、立派に成長しました!」 大津氏は2012年のロンドン五輪に出場。昨年12月に現役を引退し、現在は会社経営なども手掛けているが、U23日本代表の“後輩”たちの活躍に目を細めていた。