そごう千葉店の地階に設置された期日前投票所＝16日、千葉市中央区

衆院選の期日前投票が16日、始まった。期日前投票所では26日までの11日間、投票できる。千葉県内ではこの間に、少なくとも延べ199カ所に投票所が設けられ、有権者に投票を促す。 【表でみる】夕刊フジが作成した「落選危機にある大物・著名候補21人のリスト」 期日前投票所は各市区町村が設置場所を決める。このうち、千葉市中央区ではそごう千葉店と蘇我コミュニティセンターの2カ所に設置された。 そごう千葉店では食品売り場が並ぶ地階の休憩スペースにできた。午前10時に投票所が開くと、買い物客らが一票を投じた。30分ほどで5人程度が訪れた。 同店周辺には、投票所まで案内する看板が立てられた。店内では準備が整い次第、「大切な一票です。棄権しないようにしてください」と放送も流れる。 前回の令和3年衆院選では本県全体で約99万4千人が期日前投票を行った。前々回の平成29年衆院選は約99万5千人だった。 前回は千葉1区（千葉市中央区など）だけで約7万9千人が期日前に投票した。ほかに千葉2区や5区といった市部で期日前に投票を済ませた有権者が多かった。 投票者全体に対し、期日前投票を行った人の割合は平成26年の21・14％から同29年には38・18％に伸びた。令和3年衆院選でも35・19％を占めた。 千葉県選管の担当者は「仕事やレジャーなどで投票日を選ぶ有権者は増えてきている。制度的にも次第に定着しているようだ」と語る。