マツキヨ、ウエルシア…ドラッグストアのオリジナル商品が人気な理由
ウエルシアは、定番アイテムが得意
イオングループであるウエルシア薬局がPB商品の販売を始めたのは、2021年。マツキヨに比べると後発ですが、人の暮らしに寄り添った優しい商品作りをコンセプトに、2つのブランド「からだWelcia」と「くらしWelcia」があります。食品は「からだWelcia」。日常よく使う定番品を強みにしながら、様々な新商品が続々登場しています。 特に注目したいのが、4月18日以降から順次発売される冷凍食品。第一弾として発表されたのが冷食の中でもニーズの高い餃子と炒飯で、一足先に試食してまいりました。 4月18日発売の「黒豚をちゃんと感じる幸せの餃子」(429円)と、5月21日発売の「あの店主がつくったメニューにはない炒飯」」(321円)。スーパーのPB商品やNB(ナショナルブランド)商品と比較しても、かなりプレミアムなおいしさを味わうことができました。 特に餃子は黒豚の旨味とあごだしの旨味がポイントで、また食べたいと思うレベルの個性ある食べ心地。なぜドラッグストアでここまでこだわるの?と疑いたくなるほどの本格感に驚かされました。
大学教授が監修した「ヌルねば生姜スープ」
そしてもうひとつ気に入ったのは、すでに発売されている「毎日食べねば!11種のヌルねば生姜スープ」(537円)。 お湯を注ぐだけで11種のヌルねば食材を食べられる生姜スープで、個性的な食感や味わいに指名買いをするようになりました。この商品は、ヌルねば食材の健康へのかかわりを研究している横浜薬科大学の先生が監修しています。 他の既存アイテムでも、出汁商品やお茶で気になる商品を発見。「うまみの黄金比率でつくった万能だし」(429円)は、5種類の国産風味原料を使用した万能だしで、手軽に使えるスティック状の粉末タイプになっています。 松茸エキスまで配合されていることに驚いてしまいました。「水出し!お湯出し!濃いめだし!うまい緑茶のティーバッグ」(537円)は、静岡県産茶葉を100%使用し、宇治抹茶やカテキン(緑茶エキス末)をブレンド。水出しでもお湯出しでも楽しめる手軽さが魅力です。 スーパーで食料品を買うという概念が揺らぐほどのパワーを秘めた商品がたくさんそろっていますから、気になる方は是非チェックしてみてくださいね! <文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ> 【スギアカツキ】 食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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