JR九州がクレジットカードのタッチ決済実証実験を開始 16駅対象に大分県内では初の試み、観光地中心に需要把握へ
JR九州は20日、クレジットカードを使ったタッチ決済の実証実験を大分県内の駅で始めた。県内では初の試みで日豊、久大両線の大分、別府、由布院など計16駅が対象。訪日客の多い観光地を中心に需要を把握する狙い。2026年3月末まで。 JCBやアメリカン・エキスプレスなどクレジットカード7社に対応している。自動改札機と一体の決済端末がある大分、別府両駅以外には専用端末を設置した。ただ、特急券は券売機や駅の窓口での購入が必要になる。 JR九州は同じ実験を2022年から鹿児島線などで実施している。大分県を含め対象は計84駅。 同社は「クレジットカード決済はキャッシュレスが主流の訪日客と親和性が高い。利便性向上につながるよう検証する」と話した。