中谷防衛相が韓国の軍艦に乗艦 自衛隊・横須賀基地を視察
韓国海軍の軍艦が海上自衛隊・横須賀基地に入港し、中谷防衛相が艦内で幹部らと交流しました。 韓国の軍艦に防衛相が乗り込むのは記録が残る限り歴代初のことです。 記者「韓国海軍の大型艦マラド、横須賀初入港です」 強襲揚陸艦「マラド」は全長およそ200メートル・幅31メートルと韓国海軍で2番目に大きいとされる軍艦。 ほかに2隻を伴う「巡航訓練戦団」で、韓国の訓練艦隊が国内に入港するのは、7日が6年ぶり。 横須賀では補給や交流を主な目的としています。 岸壁で開かれた歓迎行事では10月に就任した中谷防衛相が日韓の「防衛協力」について強調しました。 中谷防衛相「厳しい安全保障環境、グローバルな課題に対して、日韓の安全保障、防衛協力はこれまで以上に重要性を増してきています」 この後、中谷防衛相はマラドに乗り込み幹部らと交流。 防衛省によると記録が残る限り日本の防衛相が韓国の軍艦に乗り込むのは初めてです。 日韓の防衛交流は2018年の韓国軍によるレーダー照射問題を受け停滞し、ことし6月に再開したばかりです。 また、中谷防衛相は海上自衛隊の視察も行い、最新鋭の護衛艦「もがみ」でレーダーに探知されにくい構造などを見て回りました。 中谷防衛相「さまざまなレベルの分野において、戦略的な利益を共有する韓国との連携を強化して、引き続き日韓、日米韓の防衛協力・交流を推進していきたい」