上方落語のファン感謝祭「彦八まつり」1年延期に
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、上方落語協会は4日、9月5、6両日に生國魂神社(大阪市天王寺区)で開催予定だった上方落語の文化祭「彦八まつり」を一年延期すると発表した。同まつりは今年第30回の開催を予定していた。 【中継録画】大阪・吉村知事が臨時会見で府民にGW期間中のお出かけを控えるよう呼びかけ(2020年5月2日)
同協会によると、このまつりは上方落語の祖といわれる米沢彦八の功績を称え、上方落語の伝統を広く知ってもらい、同協会の「ファン感謝祭」という位置づけで、1991年から毎年恒例で行われている。 また、食べ物や飲み物の屋台など、落語家らが開く露店が並ぶほか、落語会やコンサートなども開かれ、多くの来場者でにぎわいをみせている。
しかし「新型コロナウィルス感染症に十分な対策をして、演者とお客様との交流イベントを開催する事は大変困難」とし、一年延期が決まった。 同協会では、新型コロナウイルス感染症拡大のリスクを低減する観点から、上方落語唯一の寄席「天満天神繁昌亭」の休館期間を31日まで延長する。