ハリケーン被害のレイズ 今季平均「950人」のマイナー球場が来季の本拠地に
ハリケーン「ミルトン」の直撃被害により本拠地が使用不可能となっているレイズは14日(日本時間15日)、2025年シーズンをヤンキースの春季キャンプ施設であるタンパのジョージ・スタインブレナー・フィールドでプレーすると発表した。 レイズの本拠地トロピカナ・フィールドは10月9日(同10日)にハリケーンが直撃し、屋根の破損や内部の水害など大きな被害を受けた。修復作業は来季開幕まで間に合わず、28年には新スタジアムが完成する予定で、来季は他球場での開催を余儀なくされていた。 レイズのスチュアート・スタンバーグオーナーは「ヤンキースが2025年シーズンにスタインブレナー・フィールドでの試合を許可してくれたことに深く感謝しています」と声明した。 08年に当時のヤンキースオーナーの名前が付けられた同球場はAマイナーに所属する球団傘下のターポンズの本拠地で、収容人員は約1万1000人とメジャーでは異例の〝超小箱〟となる。レイズの今季1試合あたりの平均観客動員は約1万6500人で、ターポンズは約950人。同オーナーは「これらのスタジアムをメジャーリーグの基準に引き上げるのは大変なことだが、最も難しいことではない。メジャーリーグベースボールを小さな環境で見ることになる」とも語った。
東スポWEB