「小松、日本海側拠点に」 市長選、宮橋氏が再選出馬表明
来年4月12日の任期満了に伴う小松市長選で、現職宮橋勝栄氏(44)=無所属、1期、松岡町=は17日、市民センターで市政報告会を開き、「小松を日本海側の拠点都市として発展させたい」と再選出馬を表明した。 宮橋氏は、初当選時に掲げた公約55項目すべてに着手し、うち33項目を完全に実施したと説明。「これからやらなければならないことが100以上ある。小松に対する思いが大きくなっている」と語り、危機管理の対応強化、産業振興、子育て・教育環境の充実、医療と福祉、介護の課題への取り組み、地域交通の確保に意欲を示した。 北陸新幹線敦賀以西の整備については、あらためて米原ルート再考を訴えて声を上げていくとした。 押野了享後援会長があいさつし、馳浩石川県知事、佐々木紀衆院議員、宮本周司参院議員、福村章、一川政之、竹田良平の各県議が祝辞を贈り、新田寛之市議会議長の発声でガンバロー三唱した。 宮橋氏は立教大卒。会社勤務、小松市議を経て、2017年の市長選で落選し、21年の市長選で初当選。県内の現役首長では最年少で、全国青年市長会副会長を務めている。現時点で、ほかに立候補に向けた動きはみられない。