【優香さん】にとってのタイパとは?「まったりお茶する時間が幸せと気づきました」|美ST
一人で抱え込まずに周りを頼れるようになりクールダウンのコツがつかめてきました
自愛のためのアプローチでまず挙げたいのがカッピング。私はいつも頭の中で同時にいろんなことを考えてしまうので、ヒートアップするのか上半身がのぼせやすいんです。頭が熱くて眠れなくて疲れやすく、イライラすることもしばしば。頭寒足熱という言葉があるほどですから、首から上はクールに保ち、下半身は冷やさないようにするのが体には良いと聞いているので、いろいろ対策を試みた結果、カッピングが合うことがわかりました。背中や肩、頭にも吸い玉をつけることで血行促進や自律神経の調整にひと役買ってくれていると思います。ビオスチームのサロンにも通っていますし、のぼせやすい頭を冷やす“アイスビーニー”もお気に入り。 それと、一人でクールダウンの時間を設けることも大事。家族が寝静まったあと、夜中に一人でリビングのテレビでバラエティやドキュメンタリー番組、映画やドラマを見てリラックスすることもあります。そんなときのお供はぬるめのホットウイスキー。 また、それまで全部抱え込んで、がむしゃらに走り続けて、人に弱みを言えなかった自分が、少しずつ人に頼れるように。キツイな、辛いな、でも言ったら心配かけちゃうな、と思っていたけれど、これ以上抱えてたら限界を超えてしまう。目に見えない痛みこそ、自分をどんどん蝕んでしまう。そうなる前に周りに言えるようになったんです。これも自分にとっての大きな変化。 自分のことは自分でしか見てあげられないし分かってあげられないし、助けてあげられないから、ちゃんと頼れるようになって、その分余裕ができて、これまでとは違った「意識してスイッチをオフにする」という自愛につながってきたのかもしれません。 《衣装クレジット》トップス¥30,800 靴¥53,900(ともにダブルスタンダードクロージング/フィルム)パンツ¥48,400(シチズンズ オブ ヒューマニティ/アルアバイル)インナー(スタイリスト私物)ピアス¥81,400(マリハ) 2024年『美ST』4月号掲載 撮影/秋山博紀 ヘア・メイク/遊佐こころ スタイリスト/石毛のりえ 取材/柏崎恵理 編集/菊池由希子