授業中に女子児童の胸などを… 強制わいせつの罪 小学校教諭に懲役2年求刑 弁護側は無罪主張「被害者の証言は信用性がない」
FBC福井放送
坂井市内の小学校で女子児童にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつの罪に問われている教諭の男の裁判が21日、福井地裁であり、検察は「再犯の可能性が高い」として懲役2年を求刑しました。 この裁判は福井市木田3丁目の小学校教諭見附史教被告(60)が去年1月から5月の間に、坂井市内の小学校で授業中や授業後に女子児童の胸などを服の上から触ったとして、強制わいせつの罪に問われているものです。 検察側は「被告が平成20年から過去3回にわたって、生徒との個別接触について管理職から指導を受けたにも関わらず、生徒との身体接触について安易に考え、根本的な改善を図ることなく犯行に及んだ」と指摘しました。 また「被告人の触れた場所はいずれも陰部や胸部といった性的部位であり、被害者が感じた性的羞恥心や恐怖心は想像に難くなく、与えた悪影響は相当に大きい」などと指摘し、再犯の可能性も高いとして懲役2年を求刑しました。 一方、弁護側は「被害者の証言は合理性・具体性に乏しく、信用性がない」として、これまで通り無罪を主張しました。見附被告は最後に「起訴されているような内容については私にはありません」と訴えました。 判決は6月17日に言い渡されます。