ジャニーズ忖度に寄付金着服『24時間テレビ』メインパーソナリティー廃止が「番組終了への序章」の訳
8月31日、9月1日に日本テレビ系列で放送される『24時間テレビ47』で出演するタレントやアーティストらが続々と発表されている。 【写真あり】日テレ水卜麻美&桝太一 が銀座で恋人同士のようなオフショット撮 「Song for 能登!24時間テレビチャリティーライブ」の出演者解禁第1弾が『ZIP!』(日本テレビ系)で発表され、岩田剛典(EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS)、GENERATIONS from EXILE TRIBE、乃木坂46、日向坂46、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、超特急の大人気アーティストが集結する。 ただし能登の復興のためとはいえ、会場は神奈川県の「ぴあアリーナMM」だ。チケット代は1万1000円だという。 「能登で被災地まで行って被災者の目の前でライブをしなければ伝わらないという声もありますが、北陸まで全員を呼んで会場を設営したり、ホテルや移動の導線を確保したりすると膨大な経費がかかる。 このチャリティーライブは経費を差し引いて残った分を募金するので赤字になっては意味がない。首都圏でたくさんの人がチケットを買って来場してくれなければ、募金ができませんから……」(日テレ関係者) 一方、24時間テレビといえば、これまでは総合司会のほかに、メインパーソナリティーという枠があったが、今年は廃止された。「24人でつなぐ24時間テレビ」という名目でさまざまなタレントが“パーソナリティー役”を担うようだ。 7月24日時点で発表されているのは、相葉雅紀、サンシャイン池崎、『EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS』岩田剛典、有働由美子、『笑点』メンバー、長嶋一茂、ヒロミ、松平健、やす子の9組のみ。残りは随時、発表されるという。 1997年にメインパーソナリティーという立ち位置ができてから、初年度のKinKi Kidsに始まり、V6、TOKIO、嵐、NEWS、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP、Sexy Zone、King & Princeなど錚々たるジャニーズのメンバーが務めてきて、去年は『なにわ男子』が抜擢されている。なぜこの名物枠がなくなったのだろうか。 「理由は2つあって、1つは去年、旧ジャニーズの性加害問題が社会問題となっていた中、『なにわ男子』をメインに据えたところ《#24時間テレビは観ません》といったような運動がSNSで勃発し、結果は歴代最低視聴率を叩き出してしまったんです。しかも当時、藤島ジュリー景子氏をはじめ事務所が“推して”いたなにわ男子を持ってきたこともあり“まだ忖度しているのか”という声が殺到した。 2つ目は系列局の元局長が寄付金を着服していたことです。これにより“偽善感”がピークに達し、今年はどんな顔をして番組を継続すればいいか頭を悩ませた結果でしょう。メインパーソナリティーを置かなければ矢面に立つ人間の風当たりを分散できますから」(スポーツ紙記者) メインパーソナリティーの廃止についてネット上などでは、 《24時間テレビ自体廃止しろ 》 《そこまでして募金(偽善)を続けたいのか》 という辛辣な声も上がっている。 「チャリティー番組といいながら、この1日で日本テレビ系列に入るCM出稿料は莫大なため、局側としてはビジネス的にも何としてもこの“ドル箱”番組を継続していきたい。ですが、ジャニーズ問題や寄付金着服問題で世間の“厳しい声”がさらに高まれば、当然スポンサー離れが進んでしまいます。 にもかかわらず、今回はメインパーソナリティーを“置かない”という小手先の番組改革しか行わず、寄付金の管理法や炎天下でのマラソン廃止、さらには放送時間短縮などの抜本的改革には手を付けなかった。これではとても視聴者の信頼回復につながるとは思えません。今年の内容次第では番組終了へ向けて、拍車がかかるかもしれませんね」(テレビ局関係者) 今年のテーマは「愛は地球を救うのか?」と疑問符がついている。日テレ自体も番組存続に揺れ動いているのかもしれない……。
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