マドリッドOP4強出揃う 誰がVでも初制覇、トップ4シードは不在に<男子テニス>
ムチュア・マドリッド・オープン
男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は2日までにシングルス準々決勝が行われ、第7シードのA・ルブレフや第12シードのT・フリッツ(アメリカ)らがベスト4に進出。第1シードのJ・シナー(イタリア)は腰付近、第3シードのD・メドベージェフは足の負傷によりそれぞれ準々決勝で棄権による敗退となり、4強は上位4シード不在となった。 【レヘチカ、フリッツらマドリッドOP組合せ】 今大会の準々決勝は現地時間1日と2日に別れて開催。1日にボトムハーフ(トーナメント表下半分)が、2日にトップハーフ(トーナメント上半分)がそれぞれ行われた。 ボトムハーフの準々決勝2試合は大会3連覇をかけ出場した第2シードのC・アルカラス(スペイン)と第7シードのルブレフが激突。今大会開幕前までマッチ4連敗と不調に陥っていたルブレフだったが、右腕の負傷を抱えていたアルカラスに対し逆転で勝利し4強入りを決めた。 そのルブレフの対戦相手は第21シードのF・セルンドロ(アルゼンチン)をフルセットで破り、クレーコートが採用された2009年以降初めてアメリカ人男子として4強入りをしたフリッツに。 また、トップハーフでは第1シードのシナーと世界ランク35位のF・オジェ アリアシム(カナダ)が対戦予定だったが、シナーが臀部の痛みの影響で棄権。不戦勝となりベスト4に進出した。 トップハーフのもう1つの準々決勝ではメドベージェフと第30シードのJ・レヘチカ(チェコ)が激突。試合開始当初から右足の痛みを気にしていたメドベージェフは2度の治療を行ったものの、第1セット終了後に棄権となった。 準々決勝4試合、出場8選手のうち2選手が棄権となった今大会。ルブレフ、フリッツ、レヘチカ、オジェ アリアシム、どの選手がタイトルを獲得しても、大会初制覇となる。 【ムチュア・マドリッド・オープン準々決勝の結果と準決勝の組合せ】 <準々決勝> F・オジェ アリアシム 不戦勝 (1)J・シナー (30)J・レヘチカ 6-4 棄権 (3)D・メドベージェフ (12)T・フリッツ 6-1, 3-6, 6-3 (21) F・セルンドロ (7)A・ルブレフ 4-6, 6-3, 6-2 (2)C・アルカラス <準決勝> オジェ アリアシム vs レヘチカ フリッツ vs ルブレフ