阪神百貨店社員が「ホワイトデー」コーラス隊結成で応援
男性社員が「ホワイトデーコーラス隊」
阪神百貨店社員が「ホワイトデー」コーラス隊結成で応援 THEPAGE大阪
今月の全国的なイベントで、とくに男性を悩ませるのが「ホワイトデー」だろう。どんなものを返せば女性に喜ばれるのか。結果的にその場しのぎのものを送ってしまうことも多いようで、今やホワイトデー商戦はひとつの大きなイベントと化している。そんな中、「阪神百貨店梅田本店」(大阪市北区)の阪神デパ地下は、「ホワイトデーコーラス隊」を男性社員が結成し、14日のホワイトデーまでの過ごし方をロシア民謡「1週間」にのせて歌い上げ、盛り上げている。このほどコーラス隊の初イベントが開催され、買い物客らを沸かせた。また、男女各1000人以上、計3000人にネットアンケートを実施し、「ホワイトデー意識調査を徹底分析!」して女性側の意見などを小冊子にしてまとめている。
女性側の意見 センス良いと感じるのは「おいしいもの」
冊子によると、男性への質問で「昨年、ホワイトデーのお返しはしましたか?」に対し、「はい」85%、「いいえ」15%。「事前に女性の好みをリサーチしてお返しを選びますか?」には「はい」49%、「いいえ」51%。女性への質問で「お返しをもらってがっかりしたことはありますか?」に対し、「はい」45%、「いいえ」55%。「ホワイトデーのお返しに期待しますか?」には、「はい」51%、「いいえ」49%となっている。 また、女性側の意見でセンスが良いと感じるのは「おいしいもの」「自分には買えないけどちょっとリッチで贅沢なもの」「かわいくて、さりげなくおしゃれなもの」「自分の好みに合っているもの」「NEW、限定品、話題性のあるもの」「残らないもの、消耗品(和洋菓子や酒など)」となっている。 なお、スイーツは女性の支持率は「54%」だという。
スイーツ以外では「にごり酒」なども
コーラス隊の1人、小池亮太さん(23)は洋菓子販売部の社員で「今回、初めてのイベントとなるコーラス隊に選んで頂いて、けっこう練習もやりましたね。歌には自信はないんですけど…(笑い)。ホワイトデーはバレンタインデーのお返しというだけでなく、男性側が思いを伝えるという意味もありますので、大きなイベントだと思います。ご予算は高額商品を買われる方もいますが、1000円から3000円くらいでしょうか」 地下1階洋菓子売場には美味しいスイーツが多数そろっており、ホワイトデー限定商品の「クラブハリエ」ホワイトバームやら「アルデュール」マカロンやら、「ヴィタメール」マカダミア・ショコラやら、女性が喜びそうなものがいろいろだ。値段も1000円台が多く、スイーツ以外では、ホワイトデーにちなんだ白いお酒「白川郷」にごり酒などもある。
男性の回答で義理チョコ返しの予算も分析されており、もらった額に対して同等(33%)、1.5倍(25%)、2倍(27%)の予算を考えている人が80%以上だ。 一方で、「渡したものより安そうだった」という女性のがっかりしたというシビアな意見もある。バレンタインデーは一大イベントだが、今後、ホワイトデー商戦も盛り上がっていくのかもしれない。 (文責/フリーライター・北代靖典)