ワールドロボットサミットのプレ大会 10月4、5の両日に福島県で開催 国内外から参加チームを募る
2025(令和7)年10月に福島県南相馬市の福島ロボットテストフィールドで開催されるワールドロボットサミットのプレ大会は今年10月4、5の両日に開催される。本大会に向けて同市や浪江町を会場に大規模なドローンの災害対応競技をメインに行う計画で、国内外から参加チームを募る。主催の福島国際研究教育機構(F―REI、エフレイ)などが5日までに概要をまとめた。 ドローンの競技では、大規模災害が起きたとの想定で、情報収集、物資搬送の長距離飛行に関するミッションを行う。ミッションは①地域の被災状況調査や救援車両のルート探索②被災者の状況把握や救援物資搬送③建物内の被災者の状況の調査・報告―で、浪江町の滑走路や南相馬市の小高地区のロボットテストフィールドを会場に繰り広げる。ドローンの制御技術やデータの報告の速度、安全な飛行などで競う。自動型やAIなど最先端の技術を用いることも評価される。 プレ大会では、本大会に向けたロボットによるプラント災害予防などの競技の概要も披露する予定。28日までに申し込み用紙に参加するミッションなど必要事項を記入し、申請する。7~9月にドローンの飛行許可の審査を行い、承認されれば参加できる。申し込みは事務局のEメール hedc@worldrobotsummit.org