「ファイナル」7日開幕 一関・萩荘野焼まつり 役員、思い胸に準備
第47回ファイナル萩荘野焼(のやき)まつりは、7、8の両日に一関市萩荘の尾花が森公園キャンプ場で開かれる。萩荘地区の代表的な芸術文化活動として半世紀近く続いたイベントを盛大に締めくくろうと、主催の実行委は最後の準備に励んでいる。 萩荘野焼まつりは1978年から開催されてきたが、実行委が高齢化や後継者の不在などを考慮した結果、今年が最後と決定した。 「燃えろ縄文の火よ!永遠に…」がテーマ。初日の開会セレモニーは例年よりも内容を充実させる。当日は神職による安全祈願と窯の清払いに続き、「祈りと炎の儀式」として詩の朗読、テノール歌手石井芳雄さんによる尾花が森讃歌の独唱、仕舞、コスモス舞踊研究所を主宰する千葉真由美さんのダンスを予定。たいまつから野焼窯に点火した後、元実行委員長の伊師みゆきさんの舞、萩荘地区の有志による鶏舞が上演される。 開会セレモニーの開催時間は午後4時~5時40分で、作品を出していない人も参加、見学できる。たいまつの点火や野焼窯にバタ材をくべる作業があるため、軍手の持参を呼び掛けている。