悠仁さま“進学先”が決まれば来春に「園遊会デビュー」か 愛子さまと比較される“振る舞い”の差
天皇、皇后両陛下をはじめ皇族方と各界の功労者が懇談する「秋の園遊会」が30日に開かれた。秋篠宮家からはご夫妻と次女・佳子さまが出席し、長男・悠仁さまの参加は見送られた。来るべき悠仁さまの“園遊会デビュー”はいつになるのか、そしてデビューを成功させるためのポイントとは。元宮内庁職員で皇室解説者の山下晋司氏に聞いた。 【写真】大御所漫画家が「花のような方」と評した愛子さまの姿はこちら * * * 今年7月、突如、秋の園遊会に悠仁さまが参加する可能性が取り沙汰された。悠仁さまの18歳の誕生日(9月6日)が2カ月後に迫る中、宮内庁の定例会見で、西村泰彦長官の口からこんな発言が飛び出したからだ。 「(悠仁さまは)園遊会などの宮中行事以外の行事には、成年式以前であっても学業の都合がつけば参加される可能性がある」 世間の注目が集まる中、会見からわずか1カ月後、秋篠宮家を支える側近トップの吉田尚正皇嗣職大夫が「悠仁さまは秋の園遊会に出席されない」と発表した。急な方針転換ともとれる宮内庁の対応に、山下氏は苦言を呈する。 「なぜ西村長官は、わざわざ園遊会という個別の行事名を出してご出席の可能性を示唆したのか、いまだに不可解です。宮内庁は以前から、週刊誌をはじめとしたメディアに対し、『根拠のない臆測による報道』と遺憾の意を示してきました。しかし、昨年の秋篠宮邸の引っ越しの際は、佳子内親王殿下が御仮寓所に残ることを週刊誌報道の後で発表しました。こうした臆測を生んで当然といえる説明を続けてきた宮内庁側にも問題があると思います」 実際、西村長官の発言を受け、「“愛子天皇”待望論が持ち上がる中、秋篠宮家は悠仁さまの存在感をアピールしようとしているのでは?」などの推測記事も出た。 このような“秋篠宮家バッシング”の空気によって、悠仁さまの園遊会デビューが見送られた可能性はないのか。山下氏は「それはないでしょう」としたうえで、こう話す。
■園遊会で国民の心をつかんだ愛子さま 「紀子妃殿下のお考えやお人柄については存じ上げませんが、少なくとも秋篠宮殿下は、そういう報道を気にして考えを変えるような方ではないと思っています。今回、悠仁親王殿下が出席されない理由は大学受験との兼ね合いかもしれません。来年3月には進学先も決まっているでしょうから、来春の園遊会には出席されるでしょう」 今春の園遊会では、天皇、皇后両陛下の長女・愛子さまが華々しく“デビュー”を飾った。淡い桜色のアンサンブルに身を包んだ愛子さまが現れると、会場は「ピンクがお似合いですね」「お目にかかれてうれしいです」などと沸き立ち、招待者の一人である漫画家の里中満智子さんは「花のような方」と評した。一方の愛子さまは、はにかみながら「(園遊会は)初めてなんです」「緊張しています」などと応じ、その飾らない初々しさで場を和ませた。 初めての園遊会で愛子さまが国民の心をつかんだ一方で、悠仁さまの場合はいくつかの懸念があると山下氏は指摘する。 「悠仁親王殿下は皇位継承順位2位の成年男性皇族ということで、世間のまなざしは、愛子内親王殿下に対するものとは当然変わってきます。また秋篠宮家は、長女・眞子さんの結婚が物議をかもしたことも相まって、何かと批判にさらされやすい状況にある。国民の間にさまざまな見方や感情が渦巻く中でのお出ましとなることは避けられないでしょう」 また、愛子さまと比較して、悠仁さまの素顔はあまり世間に知られていない。天皇ご一家のご静養時の写真や映像は数多く報じられている一方、秋篠宮家については情報が限られている。そのぶん、余計に園遊会での立ち居振る舞いに関心が集まることも考えられる。山下氏は「プライベートの映像などの公表は少ないという印象を持っていますが、秋篠宮殿下の意向によるものでしょう」と見る。