前年同一カードの決勝を制したアルカラスがタイトル防衛に成功「この優勝は僕にとって大きな意味を持つ」 [ATPインディアンウェルズ/テニス]
前年同一カードの決勝を制したアルカラスがタイトル防衛に成功「この優勝は僕にとって大きな意味を持つ」 [ATPインディアンウェルズ/テニス]
ATPツアー公式戦「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日6~17日/賞金総額1191万8990ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を7-6(5) 6-1で下して2連覇を達成した。 ~BNPパリバ・オープンで2連覇を達成したアルカラス選手~ 両者は昨年の大会でも決勝で対決し、アルカラスが6-3 6-2で勝っていた。20歳のアルカラスがツアーレベルでタイトルを獲得したのは、昨年7月のウインブルドン以来で通算13回目(準優勝4回)となる。 0-3から3-3に追いついたあとタイブレークの末に第1セットを先取したアルカラスは、第2セットで相手のサービスゲームを2度破って1時間42分で今季の初優勝を決めた。 今シーズンここまで6勝3敗の戦績で今大会を迎えていたアルカラスは、先月のリオデジャネイロ1回戦で足首を捻って途中棄権を余儀なくされていた。しかしマッテオ・アルナルディ(イタリア)に対する初戦をフルセットで乗り越えると徐々に調子を上げていき、準決勝では今季無敗だった第3シードのヤニク・シナー(イタリア)を1-6 6-3 6-2で破るなどベストの状態に戻りつつあるところを見せていた。 「今大会で優勝したことは僕にとって大きな意味を持つ。大会が始まる前の週に僕は足首に多くの疑念を抱えていたからね。ここでした最初の練習は動くことなく30分で終えたことを覚えている」とアルカラスは試合後のオンコートインタビューで語った。 「足首の状態がよくなかったから心配だったけど、初戦が始まってからは徐々によくなり始めたんだ」 メドベージェフはハードコートで開催されるATPマスターズ1000大会全制覇をまたもあと一歩で逃したが、次週はディフェンディング・チャンピオンとしてマイアミに臨むことになる。
テニスマガジン編集部