参院選スタート 「東京選挙区」の各候補が第一声【動画付き】
第24回参議院選挙が22日、公示されました。7月10日の投開票に向け、18日間の論戦が始まります。東京の一極集中や地方の人口流出が進み、政府は「地方創生」を推進しますが、THE PAGEでは都市と地方の政治課題を対比する狙いで、東京選挙区と長野選挙区の主要政党の候補の第一声をお届けします。東京は今回から改選定数が5から6に増加。主要政党のほとんどが候補を立てています。一方で、長野は改選定数が2から1に減り1人区に。与党候補と野党統一候補が激突します。 【動画】参院選スタート 「長野選挙区」の各候補が第一声 舛添要一前都知事が21日に辞職した首都・東京。その東京選挙区では、各党の党首や要職を務める議員が応援演説に駆けつけるなど、支持を訴えました。
自民党
自民党の現職、中川雅治氏は、東京・新橋の事務所前で「政治の最大の責務は『国を守る、国民の生命安全を守る』こと。『誰もが温かく包まれる東京』の実現を目指す。アベノミクスは効果を挙げているが道半ば。デフレ脱却を確実にするために消費税増税をさらに2年間先送りした。その間、あらゆる政策を総動員して経済を好循環させる。大企業と中小企業の格差を埋めていく。若者の所得を上げ、格差是正に力入れる。同一労働同一賃金を進める。東京五輪・パラリンピックの成功に全力を尽くす」と述べました。 また、新人で元ビーチバレー選手の朝日健太郎氏は、スカイツリー前で第一声を行いました。
民進党
民進党の現職で、都知事選出馬も取り沙汰された蓮舫氏は、東京選挙区では表参道で第一声。「首相はアベノミクスで賃金が上がっている、雇用が広がっているという。本当にそうか。日本は成熟国家になった。税金をばらまくのであれば次の世代に回そう。大学生の2人に1人が奨学金という借金を背負っている。いま卒業者の4割が非正規雇用。借金の利子を返せない。そういう学生を増やすことが自己責任か。人への投資を訴えていきたい。50年前の成功体験ではなく、いまの日本のサイズに合った再分配を成長とともに行う。貧困から子どもたちが脱出できるようにする。それこそが政治だ」と述べました。 また、元法相で現職の小川敏夫氏は、西武池袋線練馬駅で第一声を行いました。