【ヴァシュロン・コンスタンタン新作】伝説の四神獣をモチーフにした四つのユニークピースを発表
1755年の創業以来、270年近く一度も途切れることなく時計製造を続ける世界最古のマニュファクチュール“ヴァシュロン・コンスタンタン”は、、文化的で概念的な多様な知覚を通して、時の概念を探究するシリーズ“レ・キャビノティエ・ル・タン・ディヴァン(神聖な時)”より、アジアの文化や四季を象徴する4つの神獣をモチーフとした4モデルを発表した。 【画像】四神獣が描かれた4つのユニークピースを見比べる
装飾芸術と機械工学の融合を深化させる“レ・キャビノティエ・ル・タン・ディヴァン(神聖な時)”の新作は、アジアの文化で季節を体現する4つの神獣がモチーフ。東方・春を司り強さと力を象徴する“青龍”、南方・夏を司り幸運と繁栄を象徴する“朱雀”、西方・秋を司り真剣さと勇気を象徴する“白虎”、北方・冬を司り賢明さと長寿を象徴する“玄武”、日本のキトラ古墳の壁画から着想を得たというこれら四神獣が、文字盤上でアーティスティックに表現された。 マルケトリー細工によって描かれた四神獣は、文字盤の4倍の大きさのデザイン画から製作を始め、完成までおよそ1か月半もの時間を要して描かれる。マルケトリー細工とは、様々な種類の木片を切り抜き、整え、組み合わせ、貼り付けていく技法で、本作では、文字盤ひとつにつき8~10種類の木材が準備され、それぞれ平均200個以上用いられる微小な木片が、0.4mm以下の厚みに整えられたうえで組み合わされ、伝説の神獣が描きだされている。 芸術的な文字盤を収めるケースは42㎜径で、青龍と玄武は18Kホワイトゴールド、朱雀と白虎は18Kピンクゴールドとモチーフとなる神獣によって異なる素材が用いられている。 ムーヴメントには、厚さわずか5.65mmの超薄型自動巻きキャリバー“2160”を搭載。188個の構成部品を含むムーヴメントのオープン構造により、ペルラージュ仕上げされた文字盤側のメインプレート、コート・ド・ジュネーブが施され手作業で面取りされた裏側のブリッジ、トゥールビヨンなど、高いレベルの仕上げが施された高級時計製造の機構を見て堪能することができる。さらに、ペリフェラルローターと連結した巻き上げ機構により、80時間のパワーリザーブも備えている。 時計製造において素晴らしい仕上がりをもたらす技法“ウッドマルケトリー”と、高い技術を組み合わせた“レ・キャビノティエ・ル・タン・ディヴァン”の4モデル。他と一線を画す4つの腕時計は、いずれも世界でただひとつのユニークピースとして、裏面には“PIÈCE UNIQUE”“LES CABINOTIERS”の文字と“AC”の紋章が刻印されている。
文◎Watch LIFE NEWS編集部