テレビ山梨

旧1000円札は山梨県の本栖湖から撮影された富士山がデザインされ、旧5000円札の樋口一葉は両親が甲州市出身と、両方とも山梨とゆかりがあります。 【写真を見る】山梨にゆかりある旧1000円札と旧5000円札　“発行と最終”の記念番号券を展示　その番号とは? 2つの旧紙幣の記念番号券の展示が県内で始まりました。 山梨県立富士山世界遺産センターで展示が始まったのは、20年前の発行当時に日本銀行から贈られた「7」と、最終製造番号直前の「299996」という番号が書かれた旧1000円札です。 本栖湖から撮影された富士山のデザインが採用されていたことから日本銀行の植田総裁らの感謝状と共に贈られました。 一方、甲府市の県立文学館で5日始まったのは旧5000円札の展示。 最終製造番号「900000」の直前「899997」と、20年前の発行開始時に日本銀行から贈られた「6」の番号の旧5000円札が並んでいます。 長年5000円札の顔として親しまれた樋口一葉は、両親が今の甲州市出身で、作品にも山梨が度々登場することから県立文学館は樋口の常設展を設け、数多くの文学資料を紹介しています。 こうした取り組みもあり今回、日本銀行から最終製造の旧5000円札が贈られました。 県立文学館　高室有子学芸幹: 「やや寂しい気持ちもありますが、一葉の作品は読まれていくと思います。特に山梨県民の方には、これからも樋口一葉について親しんでいただきたいと思います」 2つの施設はしばらく展示を続けるということです。