【明治神宮大会】東洋大姫路が初の4強進出 阪神OBの祖父を持つ左腕の末永晄大が6回無失点
<明治神宮大会:東洋大姫路6-1二松学舎大付>◇高校の部◇準々決勝◇22日◇神宮 東洋大姫路(近畿・兵庫)が二松学舎大付(東京)に快勝し、初の4強進出を果たした。 背番号10の左腕、末永晄大(こうだい)投手(2年)が先発。キレのある130キロ台後半の直球と変化球で両サイドのコーナーを突いて翻弄(ほんろう)し、7安打を浴びながらも6回無失点に封じた。 末永の祖父は阪神OBで引退後はマネジャーやスカウトも務めていた末永正昭氏(77)。兵庫・西宮市内の実家で幼少期から一緒に過ごしてきたといい「野球始めたきっかけもおじいちゃん。おじいちゃんに野球を教えてもらって育ってきたので、できる限りいい姿を見せ続けたい。それが恩返しだと思ってるんで」。この日は躍動する姿を届けた。 7回からはプロ注目のエース阪下漣投手(2年)が登板。8回には今大会7イニング目にして初失点を喫したが、3回2安打1失点と力投し、勝利を呼び込んだ。 打線は長打4本に加え6犠打と小技も絡めて得点を重ねていった。初回に2死二塁から4番木村颯太内野手(2年)の中前適時打で先制。2回は1死三塁から8番渡辺裕太内野手(1年)が一塁側へのセーフティーバントを決め、さらに1点を追加した。6回には2死二塁から桑原大礼(おおら)捕手(2年)が左中間への適時二塁打、渡辺裕の右翼線への適時三塁打でリードを4点に拡大。8回2死一、二塁からは阪下のダメ押しとなる中越え適時二塁打で2点を加点した。 23日の準決勝では横浜(関東・神奈川)との対戦が決まった。