三冠ヘビー級王者vs世界ジュニア王者の禁断対決はフルタイムドロー!安齊勇馬とライジングHAYATOがプロレス界の“未来”を魅せた!
試合序盤からHAYATOがプランチャを発射するも、安齊はこれをかわしてエプロンからの空対地ジャンピング・ニーを叩き込んで先制。さらに渕正信から継承したステップオーバー式フェイスロックやフロント・スープレックスなどの各種スープレックス技で猛攻をかけて行くが、体格差を覆すHAYATOの鋭いチョップで流れが変わる。 HAYATOはオーバードーズ(※首も極める膝十字固め)で失神寸前まで追い込み、顔面を的確に捉えるトラースキックを猛連打し逆打ち。さらに必殺のシド・ヴィシャス(※トップロープからのライオンサルト)を発射も、安齊がすんでのところで回避したため自爆してしまう。
追撃を狙うHAYATOだったが、安齊がカウンターのジャンピング・ニー一閃。さらに雪崩式ダブルアーム・スープレックスで叩きつけるも、ダメージの深さから追撃に行けず。そのまま20分フルタイムドローを告げるゴングが打ち鳴らされた。 マイクを取った安齊は、「俺、パンクとか一切分かんないけど、HAYATOさんのこと本当に尊敬してます。俺はヘビーで正真正銘のてっぺん目指すんで、またいつかシングルマッチやってください!今日はありがとうございました!」と深々と一礼。 対するHAYATOも「安齊、お前スゴいねえ。俺が今の安齊のキャリアだったときにこんな闘い、絶対出来ないよ。安齊、心の底から尊敬してるよ」とリスペクトの意志を示し、2人は笑顔で握手を交わした。 バックステージに戻ったHAYATOは「安齊勇馬と初めてシングルマッチして。プライベートではよく一緒に飲んだり、服見に行ったり色々してるけど、お前ってホントすごいね。正直驚かされることばっかだったよ。俺も今ジュニアのチャンピオンだし、俺自身負けられないものもあるから絶対に負けちゃダメだって気持ちでやったんだけど、最後はあのザマだよ。俺今自分の道に来て間違ってなかったと思ってるけど、安齊は俺みたいになっちゃダメだよ?(笑)」と安齊にメッセージ。 安齊は苦笑して受け流すも、2人はしっかり抱き合って絆を深めた。 また、7月4日には再び新木場1stRINGにて『NEW AGE CHRONICLE-Z 5』が開催されることが発表。プロレス界の“未来”の行方が気になるファンにとって、見逃すことが出来ない大会となりそうだ。
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