日本の五輪招致、不信感払拭を IOCの五輪統括部長
【江陵(韓国)共同】IOCのデュビ五輪統括部長が30日、共同通信のインタビューに応じ、将来的な日本の五輪招致には国内の不信感を払拭する必要があるとの認識を示した。汚職・談合事件の影響で30年冬季大会招致を断念した札幌市に触れ「問題が解決されるまで、札幌だけでなく地元住民の支持を得る都市が出てくるとは思わない」と述べた。 冬季ユース五輪が開催されている韓国の江陵で答えた。五輪に対する印象が「東京大会で表面化した問題で傷ついた。『五輪』という単語を聞くと複雑な感情を抱くだろう」と指摘。札幌招致活動の今後に関し「いつでも歓迎するが、問題を解決しなくてはいけない」と強調した。