「私の認識は合理的」“パワハラ疑惑”兵庫・斎藤知事に証人尋問 改めて辞職否定
日テレNEWS NNN
パワハラ疑惑などが浮上した兵庫県知事が30日、百条委員会に出席し、初めての証人尋問が行われました。 ◇ 30日午後6時ごろ、兵庫県の斎藤元彦知事が取材に応じました。 兵庫県 斎藤元彦知事 「自分なりには1つ1つの質問に対して、懸命に答えさせていただいたと思っております。反省すべきところをちゃんと受け止めて、自分を日々の仕事から変えていくことが大事だと」 この直前まで行われていたのが、自身の疑惑をめぐる百条委員会による証人尋問です。 兵庫県 斎藤元彦知事 「良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、付け加えないことを誓います」
県職員へのアンケートで回答者の約4割が「見聞きした」と回答していた知事による“パワハラ”。30日の質疑はその疑惑が中心となりました。 まずは車両進入禁止の場所で20メートル歩かされ、職員を叱責したことについて… 兵庫県 斎藤元彦知事 「『車止めをなぜよけておかなかったのか』『よけるのを失念していたのではないか』と申し上げたと記憶しています」 ──証人の方からは「かなりきつい言い方」だったということですが? 兵庫県 斎藤元彦知事 「それなりに強く指摘させていただいたと思います。“車止めを取り忘れていたのではないか”と私は強く思った。当時の認識としては、私の認識は合理的だったと考えています」
告発者への処分については… 兵庫県 斎藤元彦知事 「適切だったと思っています。事実でないことが多々含まれ、誹謗(ひぼう)中傷性の高い文書だと、県としては認識したので、処分は適切だと思います」 証人尋問は約2時間半に及びました。 終了後… 兵庫県 斎藤元彦知事 「これから評価されていくと思いますけど、自分が行ってきた言動を反省するところはしっかり反省したい。私の思いとしては、これからも県政を前に進めていきたい思いです」 斎藤知事は改めて自身の辞職を否定しています。