VW車が出火元の可能性 厚木、パチンコ店の駐車場火災
神奈川県厚木市のパチンコ店「マルハン厚木北店」の立体駐車場で8月、150台以上の車が燃えた火災で、出火元の可能性がある車はフォルクスワーゲン(VW)製の乗用車であることが22日、関係者への取材で分かった。この車は22日にVWグループジャパンが火災の恐れがあるとして国土交通省にリコールを届け出た車種に含まれているが、駐車場火災との関連は不明。 VWグループジャパンは「現時点でコメントできない」としている。 市消防本部によると、2階に止めた車から出火した。関係者によると、消防本部は、エンジンオイルが漏れて、走行中か走行直後で高温となっていた部品に付着し、出火したと推定する調査結果をまとめた。オイル漏れの原因は特定できなかった。 VWグループジャパンは22日、9車種計6512台のリコールを届け出た。国交省によると、エンジンの熱でブレーキ液のタンクが溶け、液が排気系部品に触れて火災になる恐れがあるとの内容。熱を遮るマットが正しく取り付けられていなかったことが不具合の原因としている。